2022年11月01日

環境ベテランズファーム EVF会員ニュース#189-1 2022年11月1日号

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環境ベテランズファーム EVF会員ニュース
#189−1 2022年11月1日号
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 今月の目次
1. 環闘言 EVF正会員 工藤 宣雄 
「 日本人はどんな民族なんだろうか? ー「『文明論之概略』を読む」との出会いー」
2. 11月EVFセミナーのご案内 EVF理事 伊藤 博通
           「日本の水力発電の復権と課題」  講師 竹村 公太郎様  特別非営利活動法人 日本水フォーラム代表理事 
3. 今月のコラム EVF個人賛助会員  松本 泰郎
「リアルとバーチャル」
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1.環闘言 EVF正会員 工藤 宣雄
           「 日本人はどんな民族なんだろうか? ー「『文明論之概略』を読む」との出会いー」
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突然だが洗濯槽の表面を想像願いたい。 大小の泡が一面に浮いているのがご覧いただける。 泡は社会を構成する一人ひとりの個人。 泡はそれぞれの智徳を意味し、大小は智徳の大きさを表す。 ブツブツは日常の事象へのそれぞれ個人の意見である。 声の大きなのもあるし、小さな声で呟くのもある。 泡は大として上部位に固まってはならず、小もまたグループとして下部位に固まってはいけない。 混在の中で意見を言い、耳を傾けねばならない。 このありさまが自由にものを言える今の社会である。 これまで私は民主主義が一体どんな形をしているのかイメージできていなかった。 この喩えは著者丸山真男が「『文明論之概略』を読む」の中で、江戸時代までの専制政治から脱却すべきとして著わした福沢諭吉の「文明論之概略」を読み解く中で、これからの日本の智徳のあるべき姿を分かりやすく示したものと理解している。
福沢諭吉は三度の渡欧を通じ学んだヨーロッパ社会のあり方をこれからの日本が見習うべきものとて「文明論之概略」を著した。 明治八年のことである。翁は維新に至るまでの日本を幕藩体制という一つの原理に縛られたある種の専制社会と見、一方ヨーロッパを多様な原理に基づく自由な発言のある国々と考え、これを文明の先進国として見習うべきと説く。 「概略」の通奏低音は日本の独立。 西欧諸国の植民地化狙いから如何に独立を維持するかが底流となっている。 幕末以降の西欧列強との折衝を通じまた、インドの植民地としての実態を目の当たりにしての強烈な危機意識がこの「概略」を著わしたものである。
昨年、ある新聞で面白いコラムに出会った。 興味を引いたのは次のくだりである。 曰く 「一人のイギリス人は愚鈍である。 二人のイギリス人はスポーツをする。 三人のイギリス人は大英帝国を作る。」 また曰く 「一人のドイツ人は詩人であり、思想家である。二人のドイツ人は俗物である。三人のドイツ人は戦争する。」ドイツ人が聞いたら怒り出しそうな小噺である。 ニーチェに「教養ある俗物」との言葉があるようだがこのあたりから来ているのだろうか。 福沢諭吉が「概略」の中で紹介している。 それでは日本人は一体、どんな民族なのか? 「一人の日本人は利口である。 二人の日本人は人の噂をする。 三人集まると・・・」 著者丸山真男は三人目で言葉に詰まっている。 日本人はどうかと考え、知りたくて読み始めたものの読み進めるにつれ内容の濃さに圧倒されてしまった。 言葉の解釈に立ち止まり、例示されたことを確認するため後戻りし、自分で脚注をつけながら読み進めて一年経った。 社会のあり方、仕組み、考え方など、大きく言うと民族としての自立を考えるうえで優れた示唆を与えてくれる。 「概略」の中に「利を争うは理なり」とある。 利とは権利でもあるし、利益でもあろう。 列強に対峙するにあたって「理によって対等に交際する」基本の理念を教わった。 何かと泡立つこの頃、事あるごとに「『文明論之概略』を読む」を開き、教えを乞うことになりそうである。
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2.11月EVF・Hybridセミナーのご案内
(EVF理事/セミナー担当 伊藤 博通)
https://www.evfjp.org/seminer/seminerinfo202211.pdf
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演 題       :   「日本の水力発電の復権と課題」 
講 師       :  竹村 公太郎 様   特定非営利活動法人 日本水フォーラム 代表理事 博士(工学) 
日時・場所 :
・対面セミナー :2022年11月24日(木)14:30~16:00  @新宿NPO協働推進センター501会議室 (先着15名様限定です) 
・懇親会    :2022年11月24日(木)17:00~、@高田馬場駅近く(対面参加者対象、場所は後日ご案内します)
・Webセミナー :2022年11月26日(土)より視聴用URLをお届けします、ご自宅でパソコン・スマホから2週間ご視聴いただけます。 なお対面セミナー参加者にもこのURLはお届けいたします。 
セミナー参加費用 :個人賛助会員・ネット会員 1,000円、一般 1,500円(対面参加、Web参加とも同額です。申し込み後に指定口座をご連絡します。 振込手数料は参加者様にてご負担お願いいたします。)
お申込み締切 : 11月20日(日)(対面セミナー、Webセミナー共通)   
参加費振込期限:   11月22日(火)(対面セミナー、Webセミナー共通)  
セミナーの申込み先 :   https://www.evfjp.org/postmail_Hybridsemina/
Hybridセミナーのお申込み方法、ご視聴方法に関する詳しい説明はEVFホームページの「Hybridセミナーのご案内」を参照願います。 
【講師略歴】
1970年東北大学工学部土木工学科修士。国土交通省の前身の建設省に入省。
一貫して「治水、水資源、河川環境」行政に従事。1998年に河川局長に就任。
2006年、NPO法人日本水フォーラの代表理事兼事務局長に就任して現在まで。
著書:「日本文明の謎を解く」「土地の文明」「幸運な文明」「日本史の謎は『地形』」で解ける」(PHP文庫3部作)「水力発電が日本を救う」(東洋経済)「浮世絵と地形で解く江戸の謎」(集英社)など多数。

【講演概要】
文明の誕生と発展にとってエネルギーは絶対に欠かせない。メソポタミヤ文明、黄河文明はエネルギーで誕生し、エネルギーで衰退していった。 日本文明の奈良、平安そして江戸への変遷もエネルギーで説明できる。
22世紀、化石エネルギーは厳しい制約を受ける。日本の未来のエネルギーは何か?実は、日本には豊富なエネルギー資源がある。 水力発電である。 新規にダムを建設するだけではない。 既存ダムの有効利用と再開発の工夫によって、大量なエネルギーポテンシャルが誕生していく。 無限に続く国産エネルギーの水力が、未来の日本を救っていく。

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3.今月のコラム EVF個人賛助会員  松本 泰郎
「リアルとバーチャル」
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コロナ禍で外出と面会が制限され不自由な生活が続いています。 自分の今の仕事では在宅勤務ができなく、感染リスクを下げるべく始発電車での通勤を続けています。 プライベートでは、録画したTV放送を週末に一気に見る生活が続き、その中で、田中陽希によるグレート トラバースに魅了され、眠っていた山への想いが募りましたが、1日10時間の山行は現在の体力では無理、せめて5時間、累積標高差1500mを歩きたいと思うも、さてそれができるように、リスクを回避しながら何から始められるかと考え、始めたのが旧街道歩きです。 旧街道では累積標高差は稼げないものの、旧街道近くには公共交通機関があり山行に比べエスケープ は容易、コンビニで水分補給ができ、山行で必要な携帯トイレも不要。 達成目標は、長時間歩行ができるようになること、山岳天気を予測できる様になること。 更に、山行には15kg程度の荷物があります。「孤高の人」の加藤文太郎に倣い、重いリュックでの街道歩きを思案していますが、腰に負担のない程度にする予定です。 日本橋から箱根の関所まで5日半で到達しました。 旧中山道は始まったばかりで、日本橋から大宮宿までです。 以上がリアルでの近況報告と今後の予定。 バーチャルでは、Google Map, Google Earth, YAMAPの地図の世話になっています。 山小屋の写真、 山頂からの360度ビューなど、身体に負荷をかけること無く、安全に大キレットの様子を垣間見ることができ ます。 生憎、朝焼け、季節の移り変わりを味わうことは叶いませんが、遭難のリスクはゼロで、逸る気持ちを 幾分鎮めることが出来ています。 当面の夢は、縦走登山の際に入山の登山口で乗り捨てた自分の自動運転の車両を下山予定の別の登 山口の駐車場に自動運転で無人回送できるようになって、帰路はおやすみモードで自宅に帰着です。 技術の進歩と自身の老いの競争中です。
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【編集後記】 秋も深まり、山の紅葉は終焉を迎える一方、京都などの都会の紅葉は11月が見ごろになるでしょう。 新型コロナ禍による水際対策としてとられていた制限も解かれ、これから多くの外国からの観光客が円安の恩恵を期待して増えてくるでしょうが、それとともに第8波の感染拡大が来ないことを祈るばかりです。
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 このニュースはEVF関係者の方々にお送りしています。 EVF全般に対するお問い合わせ、ご意見のある方、配信の中止を希望される方はEVFのホームページのご意見・お問い合わせボタンからお願いします
 EVFのホームページアドレスはhttp://www.evfjp.org/ です。  
またTwitterアカウントは https://twitter.com/EVFtwit2021 です。
 EVFメール通信編集長 八谷 道紀
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2022年10月15日

環境ベテランズファーム EVF会員ニュース#188-2 2022年10月15日号

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環境ベテランズファーム EVF会員ニュース
#188−2 2022年10月15日号
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 目 次
1.9月セミナーの概要報告 EVF正会員 白橋 良宏
「脱炭素社会実現に貢献する核融合エネルギーがいよいよ現実に!」    (講師:講師:栗原 研一 様)
2.  プロジェクト報告 
            ころころP報告 ー 2022年度 今後の予定
3.10月セミナーのご案内  EVF理事 伊藤 博通
           「CCUS/カーボンリサイクルの展望と課題」  (講師  : 須山 千秋 様)  
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1. 9月セミナーの概要報告
            EVF正会員 白橋 良宏
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演題:「脱炭素社会実現に貢献する核融合エネルギーがいよいよ現実に!
    ー実験炉イーターは運転開始まで77%、発電する原型炉は2040年代ー」
講師: 文部科学省技術参与(核融合研究開発担当) 工学博士 栗原研一様
聴講者数:60名
講師紹介
・1979年 東京大学工学部原子力工学科卒業 
・同年  日本原子力研究所入所
・2012年 日本原子力研究開発機構核融合研究開発部門副部門長
・2016年 量子科学技術研究開発機構那珂核融合研究所長
・2020年 同核融合/量子エネルギー部門長
・2022年 文部科学省技術参与(核融合研究開発担当)
・2020〜2022年 文科省科学技術・学術審議会専門委員(核融合科学技術委員会委員)
 この間、北海道大学・名古屋大学・九州大学の各大学院非常勤講師、核融合の二国間・多国間協力における日本側委員等を兼任 
講演概要
・70年以上にわたる研究の成果により、核融合発電の見通しが得られてきた。 設計段階を含めて、1990年代〜2040年代で実験炉、2030年代〜2050年代に発電実証のための原型炉、最終的にはこれ以降に商業炉で電力供給を目指している。
・核融合発電の特徴は、燃料である重水素と、三重水素(トリチウム)の元になるリチウムは海水からとれるため無尽蔵にあること、長期隔離が必要となる放射性廃棄物はないこと、原子炉のような臨界状態にならないため核融合反応は容易に停止でき安全性が確保できること等があげられる。
・最も起こりやすい核融合反応を探した結果、重水素と三重水素を反応させることがよいことがわかった。 燃料1グラムが0.996グラムになるだけで、石油8トン分のエネルギーが発生する。 また、重水素と三重水素の核融合反応で生成した中性子をリチウムにあてることで三重水素が生成され、燃料として再利用可能になる。
・重水素と三重水素はそれぞれ+の電荷を持っていて反発するので、核融合反応を起こさせるためには、1億度以上のプラズマ状態が必要となる。 1億度でも密度が薄いので容器を溶かす熱量ではない。
・プラズマ状態を作り、原子核と電子を閉じ込める方法として、トカマク(ロシア発明)、ヘリカル、レーザー方式の研究を行ったが、トカマク型装置が最も発電実現に近い型式であることがわかった。
 
・現在は実用化に向けた実験炉の段階で、日・欧・米・露・中・印・韓が参加するプロジェクトで実験炉ITER(国際熱核融合実験炉)が、フランスで建設され、2025年に運転開始の予定である。
・並行して、日本では、実験炉JT-60SAを量研那珂研究所に建設し、ITERよりもプラズマ圧力を高くし、原型炉を小さくすることにより低コスト化の開発を行う。
・モノづくりの実力が性能を決めるため、日本の製造技術の高さが日本の成果に繋がっている。エネルギー増倍率、イオン温度、電子温度という主要性能で、日本が世界1位の性能を記録し、維持している。
・核融合の研究開発で培われた技術の波及効果は宣伝不足で知られていない。MRI、高精度加工技術、三重水素回収技術、海水からリチウム回収技術等、数々の技術が医療、環境関連産業、製造業の分野で極めて広く活用されている。
 
・世界は原型炉に向けての競争状態にある。米・英は、5万kW級の発電を2040年代に計画、中国は大型 原型炉を2030年代に計画。日本は原型炉の概念設計の基本設計は完了し、現在の国のロードマップでは2035年に原型炉の建設開始を判断する。また、高市大臣からGX戦略の一環として核融合国家戦略策定に向けた核融合戦略会合の設立がプレスリリースされた。
(注)当日の詳細報告と質疑に関しましては、EVFホームページに掲載しておりますので、ご参照ください。 
http://evfseminer.sblo.jp/article/189869251.html
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2.  プロジェクト報告  
            ころころP ー 2022年度 今後の予定
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当初予定されていた今年の「植樹地現況視察会」は、EVFの公式イベントとしては行わないことし、有志のみが11月頃、現地訪問・調査をする。
◎「現地での今季最後の下草刈り」は天候不順もあり未実施のため、今週末(10/15)までに現地にお願いして実施する予定。
◎当初予定されていた今年の「植樹地現況視察会」は、公式には行わない事とし、来年前半の植樹地維持会(下草木刈り)の実施に照準をあわせる。
◎来年前半の植樹地維持会実施計画作成のための情報を収集するために、本年11月中旬頃を目途に、有志が現地訪問を企画する。 この訪問により、来年度の植樹地維持会推進の為の「現地の方々との打合せ」、及び「植樹地視察」を行ない、具体的な計画を作成する。
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3. 10月EVF・Hybridセミナーのご案内
(EVF理事/セミナー担当 伊藤 博通)
https://www.evfjp.org/seminer/seminerinfo202210.pdf
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演 題       :  「CCUS/カーボンリサイクルの展望と課題」 
講 師       :  須山 千秋 様   一般社団法人カーボンリサイクルファンド 理事 
 
 
日時・場所 :
・対面セミナー :2022年10月27日(木)14:30~16:00  @新宿NPO協働推進センター501会議室 (先着15名様限定です) 
・懇親会    :2022年10月27日(木)17:00~  @高田馬場駅近く(対面参加者対象、場所は後日ご案内します)
・Webセミナー :2022年10月29日(土)より視聴用URLをお届けします、ご自宅でパソコン・スマホから2週間ご視聴いただけます。 なお対面セミナー参加者にもこのURLはお届けいたします。 
セミナー参加費用 :個人賛助会員・ネット会員 1,000円、一般 1,500円(対面参加、Web参加とも同額です。申し込み後に指定口座をご連絡します。 振込手数料は参加者様にてご負担お願いいたします。)
お申込み締切 : 10月23日(日)(対面セミナー、Webセミナー共通)   
参加費振込期限:   10月25日(火)(対面セミナー、Webセミナー共通)  
セミナーの申込み先 :   https://www.evfjp.org/postmail_Hybridsemina/
Hybridセミナーのお申込み方法、ご視聴方法に関する詳しい説明はEVFホームページの「Hybridセミナーのご案内」を参照願います。 
【講師略歴】
1981年京都大学工学部資源工学科(物理探査専攻)卒業
1981年三井鉱山株式会社入社
1992年日揮入社。石炭新燃料製造中国合弁事業、バイオマス燃料開発、カタールLNGプロジェクト、原子力放射性廃棄物地下処分研究、褐炭改質インドネシア実証プロジェクト等を担当。
2017年より一般財団法人石炭フロンティア機構(JCOAL)に出向、現在カーボンニュートラル推進部担当参事
2019年8月30日に一般社団法人カーボンリサイクルファンドを設立、現在理事を務める。 技術士(資源工学)

【講演概要】
エネルギーや資源の持続的確保を行いつつ2050年カーボンニュートラルを目指すためには、CO2を含めた炭素が貴重な資源として有効に利用され循環する「循環炭素社会:Sustainable Carbon Society」を築いていくことが重要であり、CO2の回収から輸送、貯留、利用、市場形成、さらには農林水産業と連携したCO2の吸収まで含めたCO2の流れを可視化、価値化していくCO2バリューチェーンを構築することが必要と考えます。 今回の講演では、CCUS/カーボンリサイクルに関する最近の政策や技術動向を紹介し、日本ならではのカーボンニュートラルを目指す方策について所感を述べさせて頂きます。

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【編集後記】  10月も中半になり、早いところでは紅葉が綺麗に色づき始めましたが、それに合わせて全国旅行支援と称して、また2年前のGoToキャンペーンのようなものが始まりました。 観光地の旅館や土産店、交通業者、それに合わせて、食品、日用品の流通など大きく経済が活性化されると期待されますが、円安はなかなか止まらないのかもしれません。 海外旅行はこのため大変な出費となりそうですので、やはりこの秋の観光は国内でしょうか。
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http://www.evfjp.org/postmail_goiken/index.html
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 EVFメール通信編集長 八谷 道紀
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2022年10月01日

環境ベテランズファーム EVF会員ニュース#188-1 2022年10月1日号

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環境ベテランズファーム EVF会員ニュース
#188−1 2022年10月1日号
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 今月の目次
1. 環闘言 EVF正会員 寺本 正彦 
「 『成長の限界』の先にある風景」
2. 10月EVFセミナーのご案内 EVF理事 伊藤 博通
           「CCUS/カーボンリサイクルの展望と課題」  講師 須山 千秋 様  一般社団法人カーボンリサイクルファンド 理事 
3. 今月のコラム EVF個人賛助会員  小野 勝士
「起請文」
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1.環闘言 EVF正会員 寺本 正彦
           「 『成長の限界』の先にある風景」
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日本は化石燃料を輸入し、モノを世界に売る貿易立国の国と教わった。 その費用は年10兆円にもなり この節約で歳出総額100兆円の内、高等〜幼児教育・保育の無償化、インフラ強靭化、食料安定供給、エネルギー対策の合計4兆円と文教及び科学振興5.5兆円が賄え、エネルギー安全保障にも貢献できる。 50年前 ローマ・クラブは「成長の限界」を世に問うた。 その狙いは1) 急速に深刻化する天然資源枯渇 2) 環境汚染進行 3) 新興国の人口爆発 4) 軍事技術進歩による大規模破壊力の脅威など人類の危機に対し、可能な回避策を真剣に探索すること。 その結論は 人口、工業化、汚染、食料生産、及び資源利用の幾何級数的成長が続けば、100年以内に地球上の成長は限界に達し、高い確率で 人口と工業力の突然の制御不能な減少に至る。 しかし成長を控え長期的持続可能な生態学的・経済的な安定を作ること即ち、地球上の全ての人の基本的な物質的要求が満たされ、人間的な能力を実現する平等な機会を持つような全般的均衡状態を設計することは可能で着手が早いほど成功しやすい。 と今も通じる主張だ。 日本の少子高齢化は、“全般的均衡状態“に軟着陸するチャンスだったが既に賃金はG7中最下位。 成長の限界を超え“突然の制御不能な減少に至る”状態だ。 しかしどっこい地方には過度な人口減少に歯止めをかけ エコツーリズムを掲げ 汚染に無縁な食料・水と地産エネルギーを持つ地域社会作り邁進している村もある。 その一つが長野県白馬村である。 大雪渓から流れ落ちる平川に設けた小水力発電所は、300世帯に配電しつつ両岸扇状地に雪解け水を注ぎ込み美田を見せる。 白馬スキー場群はグランピングやBBQそして温泉も楽しむ家族連れにも人気の国際通年リゾートに発展。役場や道の駅は勿論、地元宿泊施設も充電サービスを提供。 その結果、年30億円 75万円/世帯の化石燃料費節約と域内循環が始まっている。 若い村長と子供から祖父母そして白馬高校OBの冬季五輪選手達まで皆が参加している。 じさまとしては、「成長の限界」の先にある質の高い暮らしの風景を君たちと一緒に見たいものじゃ!
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2.10月EVF・Hybridセミナーのご案内
(EVF理事/セミナー担当 伊藤 博通)
https://www.evfjp.org/seminer/seminerinfo202210.pdf
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演 題       :  「CCUS/カーボンリサイクルの展望と課題」 
講 師       :  須山 千秋 様   一般社団法人カーボンリサイクルファンド 理事 
日時・場所 :
・対面セミナー :2022年10月27日(木)14:30~16:00  @新宿NPO協働推進センター501会議室 (先着15名様限定です) 
・懇親会    :2022年10月27日(木)17:00〜、@高田馬場駅近く(対面参加者対象、場所は後日ご案内します)
・Webセミナー :2022年10月29日(土)より視聴用URLをお届けします、ご自宅でパソコン・スマホから2週間ご視聴いただけます。 なお対面セミナー参加者にもこのURLはお届けいたします。 
セミナー参加費用 :個人賛助会員・ネット会員 1,000円、一般 1,500円(対面参加、Web参加とも同額です。申し込み後に指定口座をご連絡します。 振込手数料は参加者様にてご負担お願いいたします。)
お申込み締切 : 10月23日(日)(対面セミナー、Webセミナー共通)   
参加費振込期限:   10月25日(火)(対面セミナー、Webセミナー共通)  
セミナーの申込み先 :   https://www.evfjp.org/postmail_Hybridsemina/
Hybridセミナーのお申込み方法、ご視聴方法に関する詳しい説明はEVFホームページの「Hybridセミナーのご案内」を参照願います。 
【講師略歴】
1981年京都大学工学部資源工学科(物理探査専攻)卒業
1981年三井鉱山株式会社入社
1992年日揮入社。石炭新燃料製造中国合弁事業、バイオマス燃料開発、カタールLNGプロジェクト、原子力放射性廃棄物地下処分研究、褐炭改質インドネシア実証プロジェクト等を担当。
2017年より一般財団法人石炭フロンティア機構(JCOAL)に出向、現在カーボンニュートラル推進部担当参事
2019年8月30日に一般社団法人カーボンリサイクルファンドを設立、現在理事を務める。 技術士(資源工学)

【講演概要】
エネルギーや資源の持続的確保を行いつつ2050年カーボンニュートラルを目指すためには、CO2を含めた炭素が貴重な資源として有効に利用され循環する「循環炭素社会:Sustainable Carbon Society」を築いていくことが重要であり、CO2の回収から輸送、貯留、利用、市場形成、さらには農林水産業と連携したCO2の吸収まで含めたCO2の流れを可視化、価値化していくCO2バリューチェーンを構築することが必要と考えます。 今回の講演では、CCUS/カーボンリサイクルに関する最近の政策や技術動向を紹介し、日本ならではのカーボンニュートラルを目指す方策について所感を述べさせて頂きます。

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3. 今月のコラム  EVFネット会員 小野 勝士
「起請文」
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長年、宝生流の謡曲を趣味として嗜んでいます。 謡曲は200曲ほどあり、そのうち只今は、「正尊(しょうぞん)」という曲を習っています。 話は、「土佐坊正尊が頼朝の密命を帯びて義経を討ちに京に赴くが、弁慶はその奸計を見透かし義経の前に引き連れて来る。 正尊は熊野参詣の途次であると弁解しつつ、その場を何とか逃れようととっさの機転で書いた起請文(きしょうもん)を朗々と読み上げ、異心のないことを示そうとする。 義経は初めから偽りと知りつつも、名文に感じ入りその器用さに免じて、お盃を下され酒宴を催す。 ともかくも正尊は宿所に帰ることが出来、すぐさま戦闘準備に取り掛かったが、結局のところ義経弁慶主従に討ち取られる」、というもの。 
起請文ですが、内容は「梵天帝釈四大天王総而日本国中大小神祇」以下14,5もの神仏の名を列挙し、討手に上ったのではないと誓い、この誓詞に違背すれば、その罰をわが身に受ける旨を記すという構成です。 この起請文の部分は曲前半のクライマックスで、かつ大変難しい謡い所となっています。 謡本には「当流口伝」と記してあり、詳しくは師匠に学ぶべしという事になっています。 この部分は節扱いや補助記号の全部が記載されている訳ではないので、師匠が足らざるを謡本に書き込み、それから一句ずつ鸚鵡返しにして習っていくという手順になります。 さてこの起請文を謡いきるのはなかなかの難物で、正尊にとって伸るか反るかの場面、迫真の演技が求められます。 演技といっても声だけですが、一本芯を通しかつ力のこもった腹からの声で、間合いの取り方にも留意し、強弱・緩急をつけ迫力満点に一気に謡わなければなりません。 さてどこまで真に迫れるか、この夏の試練です。(8月1日記) 
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【編集後記】 次から次へと台風が日本の周りに発生し、9月になっても秋晴れがほとんどない今年の気候ですが、10月は抜けるような典型的な秋空を望みたいものです。 
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 EVFメール通信編集長 八谷 道紀
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