2019年04月15日

環境ベテランズファーム EVF会員ニュース#146-2 2019年4月15日号

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環境ベテランズファーム EVF会員ニュース
#146−2 2019年4月15日号
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今月の目次
1.3月19日 EVFセミナー(講師:新井 民夫氏)の報告
2.3月22日 EVF見学会「アサヒビール神奈川工場」の報告
3.プロジェクト報告
 ころころプロジェクト 

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1.3月19日 EVFセミナー(講師:新井 民夫氏)の報告 
正会員 橋本 升  
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演 題 : 「福島第一原発の廃炉技術とロボット―廃炉作業ロボットの研究開発の現状と課題―」
講  師 : 新井 民夫 様 IRID技術研究組合 国際廃炉研究開発機構 副理事長 東大名誉教授 
日 時 : 2019年3月19日(火) 15:30〜17:30
場 所 : NPO法人新現役ネット会議室
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1.講師略歴:
・福島第一原子力発電所廃炉事業の技術研究開発を担う国際廃炉研究開発機構(IRID)の設立時(2013年)から副理事長に就任し、ロボット技術、設計システム、人材育成を中心に機構の運営に携わっている。
・1970年に東京大学工学部精密機械工学科を卒業、1977年同大博士課程修了、工学博士。
・複数移動ロボットの協調制御、クレーンとロボットによる重量物ハンドリング、ホロニック自律分散生産システムの研究など生産システム研究を進めた。
・2000年より東京大学人工物工学研究センター長としてサービス工学を提唱した。
・2008〜10年精密工学会会長。
・2012年、東京大学名誉教授。
・2012〜16年サービス学会を設立、初代会長。
・日本学術会議会員(第22〜23期)。
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2. 講演概要
1)2011年3月11日に発生した東日本大震災により福島第一原子力発電所の3つの原子炉内では全電源を喪失し、結果、炉心溶融が起こり、これに加えて水素爆発が発生した。これらの炉を廃炉にするには、内部の状態調査、放射線量測定、除染、がれきの除去、燃料デブリの取出し、解体という人類が経験したことのない過酷環境の中で働くロボットの開発が必須である。
2)この技術課題を解決するために、2013年に「廃炉技術を集中して研究開発する技術研究組合(IRID)」が発足した。IRIDのミッションは次の3点にある。1)世界に例のない原子炉内の燃料デブリ取り出しロボットの技術研究開発、2)長期に亘る廃炉事業の技術維持・発展のための人材育成、3)廃炉に関わる世界の英知を結集するための国内のみならず海外の研究機関との技術交流・技術協力の推進。
3)IRIDでは、まず炉内状況を知るために、現場観察、環境測定、燃料デブリサンプリング等々を実行できるロボットの開発を進め、現在までに多くの成果・知見を得ている。
4)この講演では、事故炉の中で放射性物質の閉じ込めを確保しながら、遠隔操作で数百トンにもおよぶデブリの取り出しから、収納・移送・保管までを実行するロボットの開発の現状と展望について、ビジュアルな資料を用いつつ語っていただいた。
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◎質疑応答も含め、詳細につきましては下記HPに掲載いたしております。
  http://www.evfjp.org/

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2.3月22日 EVF見学会 「アサヒビール神奈川工場」 の報告   
副理事長 深井 吉男(見学会担当)
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<アサヒビール神奈川工場> 
3月22日に豊かな自然に恵まれ、環境にも配慮が行き届いたアサヒビール神奈川工場を見学してきました。
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広大な敷地にとても良く手入れされた環境で、大人気のアサヒスーパードライを中心に沢山のビールが生産されています。アサヒビールは全工場で製造する全ての『アサヒスーパードライ』缶350ml及びギフトセットの全てのビール類の製造に、環境に配慮したエネルギーである「グリーン電力」を使う取り組みを行っており、グリーンエネルギーマーク商品の中でグリーン電力活用量が日本No.1だそうです。
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見学後に、隣接するアサヒビール園で美味しいランチを楽しんで、お土産を買って、解散いたしました。

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3.プロジェクト報告
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ころころプロジェクト報告     理事 奥野 政博

東北被災地に海岸防災林を再興しましょう!! 
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1.現在の里親数と苗木本数(4月11日現在)     ※第1回植樹会(2018.10.05)実績
里親数(名) 育苗数(本) 植樹時期 どんぐり植え付け時期
ころころプロジェクト‐2 3※/5 8※/10 2018年10月※ 2016年1月前後
ころころプロジェクト‐3 17 41 2019年初夏 2017年1月前後
ころころプロジェクト‐4 34 69 2020年初夏 2018年1月前後

プロジェクト総計 : 42名(延べ56名)120本

2.3月以降の動き
◇1月早々、各プロジェクト里親の皆様へ苗木の生育状況報告お願いメールを配信中
  ・現在まで22名の里親の方々から近況報告あり。
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   屋内で年越したKsk家の元気なドングリちゃん(プロジェクト−4@4/1)

・初夏の植樹対象(プロジェクト−3)の里親の方々には新芽・若葉が確認できる4月末頃を目途に苗木の育苗状況と植樹会参加の可否を問うメール配信を予定。

◇4月11日のプロジェクト事務局打合せで下記3点を決めました。
1)第2回植樹会は、6月22日(土)〜23日(日)に南三陸町泊浜植樹地(上方写真参照)で行う。
2)旅程・スケジュールなど植樹会要領は5月中頃までに検討し、関係の皆さまへお知らせする。
3)秋の泊浜植樹地下草刈りを9月中旬に仮置きし、検討する。

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4月の「セミナー」に参加される皆様へ
今月のセミナーは下記の通り25日木曜日15::30よりJR田町駅前サンシャインビル9Fで開催されます。お間違いのないようご参集願います。また、開催日まで10日間ほどありますが参加をご検討の皆様は急ぎお申し込み下さい。お申し込みは下記のURLをクリックして必要事項を記入し送信をお願いします。
セミナーの申込み : http://www.evfjp.org/postmail_semina/

演題:「2030年自動車産業の競争軸を考える」〜MaaS、EV、自動運転〜
*MaaSとはMobility as a serviceの略で日本語では「サービスとしての移動」と訳されます。個々人の移動を最適化するために様々な移動手段を活用し支払い手段の一元化を含めたパッケージサービスにより利用者の利便性を高めることを言います。
講師:轟木 光氏 アビームコンサルティング株式会社シニアマネージャー   
日時:2019年4月25日(木)15:30〜17:30
場所:NPO法人新現役ネット会議室
 〒108-0014 港区芝5-31-10サンシャインビル(JR田町三田口駅前)9F 
Tel.03-5730-0161 https://www.shingeneki.com/about/office
参加費 :個人賛助会員・ネット会員 1,000円、一般 1,500円(当日受付でお支払いください)
定員   :45名(定員になり次第、締め切らせていただきます)
講演終了後、会場近隣にて懇親会(実費3,000円程度)を予定しております。
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このニュースはEVF関係者の方々にBCCでお送りしています。
EVF全般に対するお問い合わせ、ご意見のある方、配信の中止を希望される方は下記URLをクリックしてその旨を記入し送信お願いします。http://www.evfjp.org/postmail_goiken/index.html

EVFのホームページアドレスはhttp://www.evfjp.org/ です。
 EVFメール通信編集長 山田和彦 
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2019年04月01日

環境ベテランズファーム EVF会員ニュース#146-1 2019年4月1日号

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環境ベテランズファーム EVF会員ニュース
#146−1 2019年4月1日号
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今月の目次
1.環闘言 
2.EVFセミナーのご案内 (講師:轟木 光氏) 
3.今月のコラム

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1.環闘言: 「恵方巻きから食品ロスが見えてくる。」
正会員 工藤 宣雄
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今年1月、農水省からある文書が食品流通業界宛発信されました。
「恵方巻きのシーズンを控えた食品の廃棄を削減する為の対応について」です。ご記憶の方もおいででしょうが、要は「恵方巻きを作りすぎないで欲しい」との意です。
 ここ数年、節分の日に恵方巻きを食する風習が広まってきました。この日に恵方なる方角を向いて太巻きを食べると縁起がいいということのようです。関西のほうにその起こりがあるようで、小生も耳にしたのは二年ほど前。東北にはなかったので面白い風習との印象を受けたものです。文書はこの太巻きを作りすぎて大量の廃棄物の発生を防止したいとの内容なのです。
作りすぎの原因は小売の段階での欠品を嫌った見込み発注にあり、飯米を含め、太巻きの具など、家畜の飼料にも廻されるようで、売れ残りを廃棄する金額が10億円を上回るとの試算があるとも聞かれます。
この恵方巻きの話にはまだ先があるのです。
食品流通業界には「三分の一ルール」なるものがあります。
製造日から賞味期限までを三分割し、たとえば賞味期限6ヶ月の加工食品ならば、製造から2ヶ月以内に納品し、販売はさらに2ヵ月後までを日限とする。つまり、製造から4ヶ月で正規の販売は停止され残り2ヶ月は廃棄されるのを待つ期間となります。
2015年の食品廃棄物の量は消費者庁のまとめで2842万トン、うち本来食べられるにも係わらず捨てられた食品ロスは646万トンと推計されています。
一般廃棄物の処分にかかる費用は年間約2兆円。うち、食品廃棄物は4〜5割ともいわれます。
フードバンクについても触れておきたい。
1967年、米国、アリゾナ州フェニックスで慈善事業に携わっていたジョン・ヴァンヘンケル氏が事業に役立てようとして始めたいわば食品の銀行とでも云えるものです。スーパーマーケットでの廃棄食品に気づいたヴァンヘンケル氏がスーパーから提供を受け、食品を教会のチャンネルを通じて全米へ配布しました。
日本には2000年以降この事業が広まってきて今では全国77団体がフードバンクとして活動しています。
このフードバンクは「子ども食堂」の展開にも役立っています。
子ども食堂は地域の子どもたちに無料か低額で食事などを提供する取り組みで、2018年3月までの調査では全国で少なくとも2286箇所で開設されています。子ども食堂は貧困家庭の子どもばかりでなく、ひとり親家庭の子どもなどにも開放されているのです。
食品廃棄物が意外なところで役に立っているようですが、国連SDGs(持続可能な開発目標)の中では、2030年までに世界全体の一人当たりの食品廃棄を半減させることが目標として掲げられています。
個人としては、作りすぎないことと作られたものを無駄にしないことを念頭に行動することが必要なのではないでしょうか。

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2.4月25日 EVFセミナーのご案内(講師:轟木 光氏)
    副理事長 野口郷司 (セミナー担当)
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演題:「2030年自動車産業の競争軸を考える」〜MaaS、EV、自動運転〜
*MaaSとはMobility as a serviceの略で日本語では「サービスとしての移動」と訳されます。個々人の移動を最適化するために様々な移動手段を活用し支払い手段の一元化を含めたパッケージサービスにより利用者の利便性を高めることを言います。

講師:轟木 光氏 アビームコンサルティング株式会社シニアマネージャー   
日時:2019年4月25日(木)15:30〜17:30
場所:NPO法人新現役ネット会議室
 〒108-0014 港区芝5-31-10サンシャインビル(JR田町三田口駅前)9F
 Tel.03-5730-0161 https://www.shingeneki.com/about/office
参加費:個人賛助会員・ネット会員 1,000円、一般 1,500円(当日受付で申し受けます)
定員:45名(定員になり次第、締め切らせていただきます)
講演終了後、会場近隣にて懇親会(実費3,000円程度)を予定しております。
セミナーの申込み : http://www.evfjp.org/postmail_semina/

(セミナーの概要)
自動車産業は100年に一度の変化期に直面している。その変化を促すのが、パワートレインの電動化、自動運転、シェアリングエコノミー及びコネクテッドである。この4つのうち何が2030年の競争軸となるのか?
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講師略歴 
1999年、九州工業大学大学院設計生産工学専攻 修了
同年、  日産自動車入社。以後、主としてR&Dにて開発及び商品投入戦略に従事
2017年11月 アビームコンサルティング株式会社に入社
アビームコンサルティング入社後は、日本の自動車産業を中心に戦略策定、調査等のコンサルティング活動に従事。
著書として、日経BP社 EV・自動運転を超えて”日本流”でかつ -2030年の新たな競争軸とは- (2018/6/18発売)
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轟木光氏

※この開催案内と同じ内容のご案内チラシを添付してございます。ご覧下さい。

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3.今月のコラム 「ISO14001:2015の普及状況について」
  個人賛助会員 山口 洋
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   私は大学卒業後石油会社へ就職し、主に品質管理、新規事業開発、環境問題に関わる業務に携わってきました。退職後は現役時代に石油業界の代表として ISO14001(環境ISO)国内委員をしていたことや、社内で環境問題を担当していたこともあり、当初は ISO14001の審査員をしていました。しかしながら、最近は受審組織が品質/環境の複合審査を望まれる組織が増えたこともあり、5年前からは過去の経験もあり、ISO9001/ISO14001の複合審査も行うようになりました。昨年12月に退職から丁度10年が経過しましたが、審査活動は現在でもISO14001を中心に行っています。
 ISO14001は2015年11月に規格の全面改訂が行われました(ISO9001も同様です)。この目的の一つは、各マネジメントシステムを統合し易いようにし、それにより、例えば組織がISO9001/ISO14001の複合審査を受審することにより、審査費用の低減ができることになるとの意図もあります。環境のISO14001について考えると、私の審査経験からマネジメント(経営)のシステムに関する規格でありながら、ISO14001の認証取得をしている組織の中には、いわゆる「紙、ごみ、電気」を削減すれば良いという組織があり、そのような組織に対して審査登録機関が認証を与えていた事実がありました。ISO14001の認証取得をしている組織の目的は、私は、「取引先からの要請」、「組織としてのプライド」および「経営強化にISOを活用する」に分類できると分析しています。2015年のISO改訂に伴い、かなりの組織が離脱すると当初は思っていましたが、移行期限の2018年を終え、幸いにも規格改訂に伴う登録組織の減少はあまりないと感じています。
 新規格では環境マネジメントと事業プロセスの統合として、「組織の中期経営計画や年度事業計画と環境目標の一体化」、ISO14001の意図した成果として「環境目標の達成、環境パフォーマンスの向上、順守義務」を求めています。今後、ISO14001を認証取得している全ての組織が、2015年に改訂された新規格に基づき、経営に役立つ運用を行うことを切に期待しているところです。 
                                 
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このニュースはEVF関係者の方々にお送りしています。
EVF全般に対するお問い合わせ、ご意見のある方、配信の中止を希望される方は下記URLをクリックしてその旨を記入し送信お願いします。http://www.evfjp.org/postmail_goiken/index.html

EVFのホームページアドレスはhttp://www.evfjp.org/ です。
 EVFメール通信編集長 山田和彦 
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